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テキサスの電力市場・電力システムとビジネス動向

研修内容米国の送電線運用の要諦は、送電線の混雑を回避しつつ経済的な発電設備を選択することにあり、卸市場取引結果が反映されます。これがISO/RTOシステムの核心であり、系統運用と市場運用は一体化しています。卸市場機能を最大限利用するのが容量市場をもたない「エナジーオンリー市場」のテキサス州ISOのERCOTであり、このメカニズムを解説します。
加えて、2019年夏の価格高騰や2021年2月の大寒波による停電、厳気象や経済成長に伴う最大需要急増、その後の市場改革を巡るの動きを俯瞰しながら、価格機能効果やERCOTが信用される理由、競争モデルの評価に至るまで分析を行います。また、競争市場におけるビジネス機会拡大の現状についても解説します。
講師山家公雄
エネルギー政策研究所長
豊田合成株式会社アドバイザー

1956年山形県生まれ。1980年東京大学経済学部卒業後、日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行。電力、物流、鉄鋼業界などの担当を経て、環境・エネルギー部次長、調査部審議役などを歴任。金融や産業調査の経験を生かし、国際的視野から環境・エネルギー政策をウォッチしてきた。2009年エネルギー戦略研究所長、2012年山形県エネルギー顧問、2014年京大特任教授、2016年豊田合成株式会社取締役に就任。再エネ・電力システムを主に研究。2023年10月より現職。
対象者海外電力ビジネスに携わる方(テキサスを含む米国も欧州も、電力システムの基本的考え方は同じ)、海外電力事業に関し参入・拡大を考えている方、電力市場の価格機能について深く学びたい方、国内電力市場の展望がわからず悩んでいる方、コンサルティングや金融機関などで電力事業にかかわる方。
使用言語日本語
日程午後半日(日時・時間割などは別途調整)
場所貴社会議室もしくはオンラインセミナー
費用会員価格 44万円(税込み)/非会員価格 66万円(税込み)
・1人当たりの金額ではなく、研修に際し貴社が支払う総額です。
・教材費込みです。