日時:2025年2月26日(水) 14:30~16:00(14:00受付開始)
場所:株式会社国際協力銀行9階講堂 MAP
(東京都千代田区大手町1-4-1)
主催:RAJAH & TANN SINGAPORE LLP、一般財団法人海外投融資情報財団
後援:株式会社国際協力銀行
使用言語:英語・日本語(英語部分についても日本人弁護士が日本語で通訳・解説いたします)
申込締切:2025年2月25日(火) 午後12時
アジアにおける投資・事業は益々盛んですが、他方、事業の相手方やパートナーと紛争になる例も増え、シンガポールSIACはじめ国際商事仲裁も多く利用されています。
そのため、国際仲裁の実情、自社の利益のためにどのように国際仲裁の手続の理解やその代理人弁護士を活用するべきかの理解は、国際商事仲裁を戦略的に進める上で、また紛争解決も念頭に置きながら事業を進める上でも非常に重要となっています。
さらには、これら紛争には、日本、中国、インド、シンガポールをはじめとした各国の文化的な違いも多く影響します。また、実際に仲裁人の構成によっては、アジアの商慣習に基づく事実関係が不利に働く例もあり、仲裁を進めるには各国文化に対する深い見識と経験、いかに仲裁人に訴求するかの戦略・スキルも求められます。
このセミナーでは、シンガポールにおいてアジア各国企業間の国際仲裁案件に代理人や仲裁人として関わる現地の弁護士より、争点の設定、仲裁人の選定、ディスカバリ、効果的な主張立証や証人の選定はじめ、手続き上の留意点から、暗黙のルールや、日本企業特有のハードルがあるか、相手方当事者のカルチャーがどのように影響するか等実務上の問題点について解説し、参加者皆様からのご質問にもお答えいたします。
プログラム
14 :30~15 :30
アジア国際仲裁の最前線:シンガポールSIAC活用術と日本企業が直面する課題・対応策を徹底解説
15:30~16:00
質疑応答/ネットワーキングなど
スピーカー
Toh Kian Sing, SC
シンガポール最大手でありアジア各国にオフィスを持つラジャ・タン法律事務所シニアパートナー。2007年シンガポール国シニアカウンセルに任命。アジア地域における著名な国際取引・JV・海事紛争に仲裁人及び代理人として多く携わるシンガポールを代表する紛争弁護士。日本、中国、インド、インドネシア等の各国の企業の代理人又は相手方としても活躍し、多国籍間の国際商事仲裁に深い知見を持つ。
大塚周平
同ラジャ・タン法律事務所シンガポールオフィス執行部パートナー及びジャパンデスク代表パートナー。多くの日本企業のM&A、JV組成をはじめ東南アジア進出及び進出後の各種の法務ご相談、コンプライアンス・有事対応のほか、SIACはじめとした数多くの国際仲裁等に代理人として紛争解決について支援。弁護士(日本法、英国法、NY州法、シンガポール法(FPC))・公認会計士(日本)