配信期間：2020年10月7日（水）～10月28日（水）
視聴時間：約50分
主催：フロスト＆サリバン ジャパン株式会社、一般財団法人海外投融資情報財団
使用言語：英語・日本語（通訳なし）
Streaming Period:October 7～Octorber 28, 2020
Duration: About 50 minutes
Hosted by Frost & Sullivan Japan K.K., Japan Institute for Overseas Investment (JOI)
Language: Japanese and English (without interpretation)
プログラム／PROGRAM
この変化が激しく不透明な時期に全世界が今後の道筋を見出そうとするなか、インダストリアル業界においても将来の方向性を示す幾つかのトレンドが現れてきました。
●エネルギー分野では、3D – 脱炭素化（Decarbonization）、分散化（Decentralization）、デジタル化（Digitalization）- に対応することが急務となっています。また、Covid-19の影響もあり、エネルギーミックスにおける化石燃料の利用削減が進むことが予想されます。
●グリーンエコノミーおよび持続可能なインフラへの大型投資が、Covid-19の影響による経済低迷から回復する手段となり、何百万ものあらたな雇用を生み出すでしょう。
●また製造業において、サプライチェーンの多様化は貿易戦争および中国の人件費上昇の影響で以前から始まっていましたが、Covid-19の影響によりこれらトレンドがより促進することが予想されます。多くの多国籍企業は、チャイナ＋1、あるいはチャイナ＋2の戦略を求められることになります。
●Covid-19がデジタルトランスフォーメーションを大きく推し進めました。しかし、製造業においてニューノーマルが定着するにはまだ何年もかかるでしょう。このような状況で生き残り成長する企業は、適応性、俊敏性があり、新しいテクノロジーを取り入れ、サプライチェーンを調整する柔軟な企業です。
今後、エネルギー分野では脱炭素という大きな変革、産業においてはデジタルとの協業、サイバーとフィジカルの融合、グリーン投資に特徴づけられたニューノーマルへ突入するでしょう。
講演１： 世界エネルギー市場における脱炭素化の影響と成長機会（日本語）
Growth Opportunities from Decarbonisation in the Global Energy Market（Language – Japanese）
・電力分野の2020年代に起こる大きな転換／Major shifts in power sector in 2020s
・再生可能エネルギーが主役に躍り出る／Renewables take centre stage
・脱炭素化／Decentralization
・エネルギー貯蔵／Energy Storage
・OPEXベースのビジネスモデルの拡大／Growth in OPEX based business models
・デジタル資産管理／Digital Asset Management
・水素エコノミー／Hydrogen Economy
(概要／Abstract)
より厳しくなる法規制要件、変動する燃料価格、予測不能な電力需要、マイクロ発電との競争、老朽化する設備など、電力分野は様々な課題に直面しています。そのため、脱炭素化、分散化、デジタル化のいわゆる3Dは、今後の10年そしてそれ以降の成長のための重要な基盤となるでしょう。脱炭素化エネルギーの世界年間投資額は2019年の531.4億ドルから2030年には925.4億ドルに達すると予測されます。今後10年に、3.4兆ドルが再生可能エネルギーへ投資されると予測されます。
Power sector is facing numerous challenges such as stricter regulatory requirements, fluctuating fuel prices, unpredictable power demand, competition from microgeneration, and aging assets. Hence 3Ds of Decarbonization, Decentralization and Digitalization will become the foundation for growth in the next decade and beyond. Annual global investment in decentralized energy is projected to increase from $53.14 billion in 2019 to reach $92.54 billion in 2030. An estimated $3.40 trillion is forecast to be invested in renewable energy during the next decade.
佐藤 暢晃（フロスト&サリバン ジャパン株式会社 成長戦略シニアマネージャー）
Nobuaki Sato, Senior Growth Consulting Manager, Frost & Sullivan Japan K.K.
※関連資料：世界エネルギー市場における脱炭素化の影響と成長機会（日本語）
講演２：
製造業における主な変革の動向（英語）
Top Trends Transforming Manufacturing Sector (Language – English)
・スマートマニュファクチャリング／Smart Manufacturing
・リショアリングおよび弾力性のあるサプライチェーン／Reshoring & Deft Supply Chains
・適応性のある分散型製造／Flexible and Decentralized Manufacturing
・パーソナライズマニュファクチャリング／Personalized Manufacturing
・エッジコンピューティングおよび5G／Edge Computing and 5G
・低接触型エコシステム／Low Contact Ecosystem
(概要／Abstract)
サプライチェーンが再検討されるなか、リショアリングが注目を浴びており、特に東南アジアおよびインドへのリショアリングにおける新たな投資機会を生み出しています。重要なオペレーションを維持するため、IIoTとスマートマニュファクチャリングの導入が拡大するでしょう。製造における順応性、適応性が成長の鍵となります。
製造メーカーは、ロボティクス及びオートメーション化がどのようにビジネスのドライバーになるのか、生産および労働力強化の両方の面から興味を強めるでしょう。
As the supply chain gets re-aligned, reshoring is gaining traction. This will create new investment opportunities especially for Southeast Asia and India. IIoT and smart manufacturing will also get the boost in order to maintain critical operations. Flexibility and adaptability in manufacturing will become key success factor.
Manufacturers will be more interested to understand how robotics and automation can help their business, both from a production and workforce augmentation standpoint.
アントワン・フーシェ（フロスト&サリバン ジャパン株式会社 成長戦略マネージャー）
Antoine Huchez, Growth Strategy Consulting Manager, Frost & Sullivan Japan K.K.
※関連資料：製造業における主な変革の動向（英語）
講師紹介／Speakers Profile
講演者略歴（Speaker Profile）はこちらをご覧ください。
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